Q&A
シカやイノシシにとっても多くの個体が殺されるため命の問題だ、とおっしゃっていましたが、オオカミを再導入しても彼らにより捕食されるのではないかと思いました。違いは何かあるのでしょうか。
獣害駆除で処理されているイノシシやシカは、必ずしも食べたり、皮を利用したりすることがなされている訳ではなく、ただ殺されて埋設・遺棄されていることがほとんどです(命が無駄になっているともいえます)。人間を含めて、生き物が自ら生きるために他の生き物の命を奪うことは普通にあることです。生態系の仕組みとして命のやりとりをすることと、ただ殺されるのとは違います。駆除するのでも、その命を無駄にしないことは課題になります。また、アメリカでの事例は、人間が数十年努力してきてできなかったことを、10数頭のオオカミの導入によって改善につなげたという効果の点から評価されています。
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