〈哲学対話〉のすすめ――深く豊かな探求のために
講師
寺田 俊郎 先生(上智大学 文学部長・哲学科教授)
概要
「個性」という言葉は誰でも知っています。「個性を大切にしよう」ともよく言われます。では「個性」とは何でしょうか、そしてなぜ「個性」は大切なのでしょうか…このような問は「哲学的な問」と呼ばれます。他にもさまざまな哲学的な問が私たちの回りに見出されます。「善悪とは?」「知識とは?」「友情とは?」「幸福とは?」…。このような哲学的な問を対話を通じてともに考える活動が「哲学対話」です。哲学対話は楽しいだけでなく、学校で学ぶすべての教科に共通する知的活動である「探求」を深く豊かにするのにとても役立つ、と私は考えています。この講座では哲学対話を紹介し勧めるとともに、哲学対話と「哲学」という学問の関係をお話しする予定です。
プロフィール
寺田 俊郎 先生(上智大学 文学部長・哲学科教授)
現職:上智大学文学部哲学科教授、文学部長
専攻分野:哲学、倫理学
研究・実践内容:イマヌエル・カントの哲学、近現代の実践哲学、臨床哲学、哲学的対話
略歴:
京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学(修士・文学)
大阪大学大学院文学研究科博士課程修了(博士・文学)
明治学院大一般教育部助教授、同大学法学部准教授を経て、現職
大学での研究・教育の傍ら、小・中・高等学校、街角、企業、地域社会などでの哲学的対話の促進に取り組む。そのための市民団体「カフェフィロ」「こども哲学おとな哲学アーダコーダ」に所属。
参考文献
中岡成文(監修)・寺田俊郎(編集)『哲学対話と教育』大阪大学出版会
河野哲也(編集)『ゼロからはじめる哲学対話』ひつじ書房
ガレス・B・マシューズ(鈴木晶訳)『子どもは小さな哲学者』新思索社
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